すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


菊水の井戸(岡山県総社市)





また失敗した件




現地の案内板より


菊水の井戸
左にある歌碑の歌
は正応元年(1288年)伏見天皇の即位に当たって行われた大嘗会のときに詠まれたものです。ここに詠まれた「菊の下水」は、この井戸「菊水」であると伝えられています。
また「菊の下水」と題した足守六代藩主木下きん定が撰した謡曲もあり、上林の「松井」「白井」とともに総社「備中」の三名水といわれています。


せっかく案内板に「左にある歌碑・・・」と書いてくれているのに、その歌碑を見落としてきた。

訪問前に作成した手持ち資料にも、「現地に歌碑あり」と書いてあったのに。

多分、私が訪問する直前まで老夫婦が水を汲んでいて、ペットボトルに何本も水を入れていたので、待っているうちに焦ってきたのだろう。







写真を撮り損ねた歌はこれ


汲む人のよはひもさぞな長月の 長良の川の菊のした水 風雅和歌集






近所を流れる長良川の「長い」を長寿に掛けている。
たしかに私の前に水を汲んでいた老夫婦はこの水を飲んで長生きしそうだ。




現地はこんなところ


住宅街の一角にあって、なかなか駐車がしにくい場所であった。



これは井戸。現在は使われていない。



井戸の様子。
この桶に感心したのを覚えている。



写真だけ撮ってすぐに退散した。

















直後は、写真を撮り損ねたことをとても後悔しましたが、
時間が経つにつれ、どうでもよくなってきました。






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