すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


金峰山(山形県鶴岡市)





関西で金峰山と言えば、吉野から大峰山に連なる修験道の山々のことである。花見で有名な吉野山には金峯山寺が鎮座する。「きんぷせん」と発音する。

さて、山形県鶴岡市にも金峯山がある。平安時代に吉野の金峯山から勧請された修験道場で、こちらは「きんぼうざん」。

全国的な知名度は全くないが、地元の鶴岡ではそこそこ知られているようだ。






さて、江戸時代に庄内藩が、藩内の景勝地を集めて「大泉八景」を選定。金峯山も選ばれている。お題は「金峯晴嵐」
晴嵐とは、晴れた日にたつ山霞のこと。


金がみねあをげバ高き山風に浮世の雲のはれぬ日ハなし 大泉八景和歌


くまもなく光りを添ふる金が峯ハあらしの風や磨くなるらん 大泉八景和歌







そんな地元のエース、金峯山(鶴岡市)に訪問・・・
というより、写真を撮ってきた。



建物や電線がじゃまであるが、きれいな山容である。
標高458m、国指定名勝。庄内海浜県立自然公園。



近すぎて、よく分からない写真となった。



金峯神社の中の宮が山腹にある。
本宮は頂上にある。














まあ、遠くから写真を撮っただけなので、
これ以上なにもありません。






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