すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


巾着田(きんちゃくだ)(埼玉県日高市)








高麗錦(こまにしき)(ひも)解き()けて寝るが上に()()ろとかもあやに(かな)しき 万葉集
高麗錦の紐を解いて共寝をしているのに、この上一体どうしろというのか、
無性にかわいくて仕方がない(訳:日高市ホームページ)  
 







現地案内板から切り抜き


埼玉県日高市内を流れる『高麗川(こまがわ)』が蛇行して巾着(きんちゃく)のような平地の地形になっているところは「巾着田」と呼ばれている。

この辺りは八世紀に朝鮮半島から高句麗人が渡来して定住した高麗郡(こまぐん)であり、農業、製鉄、織物等の高度な技術を有する人々が住んでいた。

『高麗川』が流れ、西武池袋線に『高麗駅』があり、『高麗小学校』があり、『高麗神社』があり、『高麗』だらけであった。











【現地訪問】

雨降る中を巾着田へ向かった。巾着田に公園があり、そこに万葉歌碑があるとの情報があった。


巾着田の入り口にあったモニュメント



公園事務所にあった幟
2016年に高麗郡建郡から1300年を迎えたとのこと



巾着田の田んぼ





え〜、台風接近のため公園は閉鎖されていて、万葉歌碑までたどり着かなかった
(※歌碑は巾着田グラウンドにある)






巾着田の向いに「高麗郷古民家」が保存されていた



「高麗神社」の看板











インターネットで「巾着田」を調べていた検索履歴が影響したのか、訪問後も巾着田に関するニュースがスマホのニュースに掲載されることが多々あった。
それによると、巾着田は彼岸花の名所らしい。
最盛期には多くの人々が訪れるようだ。















昔の人はドローンもないのによく巾着の地形だと分かったもんだ





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