すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


興因寺(こういんじ)(山梨県甲府市)





マイナーネタ



江戸時代、後陽成天皇第八皇子の良純親王は、天皇の怒りにふれ甲斐の天目山に配流される。その後 興因寺に17年間にわたり幽閉された。そして配流から17年の後に赦免され京に帰った。



え〜、こんな3行程度の説明文では全く足りないような、いろいろ原因や背景や結果や波紋があったようだが、割愛する。


ただし現在まで伝わっている良純親王の詠歌は紹介する。




望郷の念

鳴けばきくきけば都の恋しさに この里過ぎよ山ほととぎす 良純入道親王

この歌が詠まれて以来、里ではホトトギスが鳴かなくなったらしい







幽閉されているときに詠んだ歌


「多年翫梅」
色も香もいつしか春の永き日に いくとせ見はや梅のさかりを 良純入道親王




「聞鶯」
馴てしるをのがやとりとうぐいすのあかすもきなく軒のくれ竹 良純入道親王




「我願既満」
伝きてさらに心もたのもしなねがひにかなふ法のしるしを 良純入道親王






勅勘が解けて都に帰るときの歌
降る雪も此山里は心せよ竹の園生のまたたわむ世に 良純入道親王











■ とりあえず現地訪問


入り口




車で行く場合は、上の入り口から100メートルぐらい過ぎてから左折したら駐車場がある。
この写真の奥の建物が本堂


朝の7時台に行ったので、まだきちんと開いていなかった。

















マイナーネタなので、こんな感じで終わります






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