すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
「琴引山」って詩情をそそられるとてもいいネーミングである。 山容もボリューム感があるし、標高も1014メートルとそこそこ高いし、申し分ない歌枕である。 もし畿内に位置していたら、相当な歌枕になっていただろう。 琴引山の連続写真 (車から) ![]() ![]() ![]() ![]() 車で走っていても、とても目立つ山だった ![]() 琴引山の撮影は西北の方角からと決めていた 国道54号線から そんな琴引山を詠んだ歌 |
松風にまさきのかづら緒をすげて こや琴引の山人のわざ | 契沖阿闍梨 |
おのづからやつをにかよふしらべ哉 琴引山のみねの松風 | 鈴木重胤 |
琴引山は出雲王国終焉の地 らしい。 『出雲国風土記』によると、琴引山の岩窟にオオクニヌシの琴があるから琴引山と呼ぶのだと古老が言ったと記載されているとか。 よく分らないが。 |