すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


熊毛の浦(山口県平生町)







遣新羅使一行の望郷歌の万葉故地

天平8年、一行は熊毛の浦に碇泊し、歌を詠んだ



熊毛(くまけ)の浦(ふね)(はて)せし夜に作れる歌四首


都辺に行かむ船もが刈り薦の乱れて思ふ言告げ遣らむ 万葉集


暁の家恋しきに浦みより楫の音するは海人娘子かも 万葉集


沖辺より潮満ち来らし可良の浦にあさりする鶴鳴きて騒きぬ 万葉集


佐賀地域交流センター尾国分館に歌碑


沖辺より船人上る呼び寄せていざ告げ遣らむ旅の宿りを 万葉集






熊毛の浦は万葉時代の瀬戸内海路の停泊地であった

現在も波の静かな海が広がっていた












美しい海が広がっていた。
人も、車も、船もなかった。
ここは本当に田舎だった。















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