すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
熊坂(石川県加賀市)
これもマイナーネタ 松尾芭蕉が奥の細道の旅で、加賀の全昌寺から汐越の松へ向かった際に、途中の熊坂の地で次の句を詠んだ。 |
熊坂が其名やいつの玉祭 | 松尾芭蕉 |
え〜と、この句は意味も背景も、いろいろ難しい。 とりあえず現地訪問 ![]() 熊坂の信号機 ![]() 芭蕉が朝に立った全昌寺から約2キロの距離 ![]() 国道8号線と県道61号線の交差点 ![]() たぶん松尾芭蕉はこの写真の向こうからやってきて、 ここで右折して、 ![]() そしてこちらの道を向こうの方へ歩いて行ったのだろう ![]() その曲がり角に、現在はファミリーマートが営業していた。 そう言えば、能楽にも「熊坂」があった。 テキストを見たことすらないのだが、 ふとネットサーフィンしていると、金春流の情報サイト「能楽金春ニュース」(http://www.komparunews.com/)に演目一覧があり、熊坂の解説があった。
![]() 通りがかった公民館の前に「能 熊坂」の案内が掲示されていた。 「伝統芸能祭 8月6日夕刻、大聖寺ふれあい広場 古九谷の杜」などの文字が見える。 果たして伝統は受け継がれていくのか、どうなのか。 |