| すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
| 今年より数をかぞえて君がため 八千代を積まむ倉垣の山 | 藤原為政(大嘗会和歌集) | |

| 岡山県井原市の市街地の一角はかつて「倉掛」という地名であり、古くは「倉垣の里」として大嘗会和歌で詠まれた由緒ある歴史上の勝地である。 歌の意味は、「今年から天皇のために千代、八千代まで米作りに励み、美味しい米を山のように倉垣(今の倉掛)の里に積み重ねて欲しいものだ。(倉掛自治連合会)」で、天皇の長寿を願ったもの。 地元の倉掛自治連合会のホームページでは、「この一帯は約1000年の昔、小田川の恵みによって良質の米所として開けました。長い歴史を誇る郷社足次山神社がそのロマンを伝えています。」との説明があった。 そのため井原市井原町25の足次山神社へ行ってみた。 え〜と、上掲の大嘗会和歌の歌碑があったのは収穫であったが、神社は町の鎮守社で、大嘗会とか主基田とかとの関連を示すものは無かった。 桜のシーズンも終わりかけていた。 足次山神社、アスハヤマと読む ![]() 社頭の鳥居 ここから社殿まで参道が続く ![]() 注連柱 ![]() 社殿 ![]() 桜は散って、絨毯みたいになっていた |