| すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
| 丹波国の『紅の里』は、その名の通り梅の名所だったようだ。 「匂へる梅」として歌に詠まれている。 |
| たころにそ色は見えけり朝日影 匂へる梅は紅の里 | 大江匡房 |
| けさよりも夕は梅の咲きみちて 日影に匂ふくれなゐのむら | 文政元年主基方御屏風 | |
| 2022年の真夏に九手神社へ訪問した。 九手神社の辺りには九手梅という種類の梅が咲き誇ったらしい。 真夏の訪問だったので、よく分らなかった。 現在では、境内にあるアラカシの巨木が有名で、「京都の自然200選」に選定されているらしい。幹周4. 20m、樹高15m、樹齢500〜800年とのこと。 ![]() 鳥居の左にあるのがアラカシの巨木。 ![]() かつて『紅の里』として名を馳せた梅林はどこなのだろうか ![]() 印象的だったのは、このピンク色の花が咲く木。とてもきれいだったが、何の木か分らない。 ![]() この花 真夏に咲いていた。 ![]() 近くにあった「紅里豊穣」の石碑 ![]() 石碑の背後の山は鼓山 |