すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
栗栖野(京都市山科区)
山科に坂上田村麻呂の墓がある。 蝦夷地を平定した田村麻呂は、甲冑を着て剣や弓矢を具した姿で棺に納められ、平安京に向かって立ったまま葬られたとされる。 平安京の守護神とされたようだ。 そんな坂上田村麻呂の墓があるのが、山科の栗栖野。 都名所図会「栗栖野」 ![]() 「国際日本文化研究センター」 この一帯が栗栖野。 絵図の下の方の、真ん中の左の、小丘が田村麻呂の墓。 栗栖野は風流な土地柄だったようで、さまざまな歌人たちに四季の風景を詠まれている。 |
秋はけふくるすの小野のまくずはら まだ朝つゆの色ぞにほひぬ | 後鳥羽院(夫木和歌抄) |
栗栖野の草葉なみより笠取の山風ながら雨はふりきぬ | 正徹(草根集) |
見渡せば若菜摘むべくなりにけり 栗栖の小野の萩の焼原 | 続古今集 |
栗栖野にある坂上田村麻呂の墓に行ってきた。![]() ![]() ![]() う〜ん、特に感想なし。 |