すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


栗栖野(京都市山科区)






山科に坂上田村麻呂の墓がある。
蝦夷地を平定した田村麻呂は、甲冑を着て剣や弓矢を具した姿で棺に納められ、平安京に向かって立ったまま葬られたとされる。
平安京の守護神とされたようだ。

そんな坂上田村麻呂の墓があるのが、山科の栗栖野。



都名所図会「栗栖野」

「国際日本文化研究センター」

この一帯が栗栖野。
絵図の下の方の、真ん中の左の、小丘が田村麻呂の墓。




栗栖野は風流な土地柄だったようで、さまざまな歌人たちに四季の風景を詠まれている。


秋はけふくるす小野のまくずはら まだ朝つゆの色ぞにほひぬ 後鳥羽院(夫木和歌抄)




栗栖野の草葉なみより笠取の山風ながら雨はふりきぬ 正徹(草根集)




見渡せば若菜摘むべくなりにけり 栗栖小野の萩の焼原 続古今集





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栗栖野にある坂上田村麻呂の墓に行ってきた。










う〜ん、特に感想なし。















「栗栖野」という名前は素晴らしいと思います。





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