すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


草津(滋賀県草津市)




東海道の宿場町の草津宿



本陣跡



これも






「東海道と中山道が出会うまち」とのこと



東海道と中山道の分岐点でこんな史跡があった。








■ 草津を詠んだ歌




近江路や秋の草つはなのみして 花咲くのべぞ何処(いづこ)ともなき 覧富士記

草津の本陣跡から東へ50メートルに歌碑あり




枕には結ばで過ぎつ旅ころも草津の里の草の袂を 富士紀行



草津より浜に(いで)たる方なれや()や目にかかる志賀の浦 冷泉為尹











ここが両街道の分岐点。直進すると中山道。右折すると東海道。
中山道の方はトンネルになっているが、実はこれは天井川であった旧草津川が上を流れていたもの。
ここにいたときは、よく分からなかったが、堤防(?)の道を上がってみて、びっくりした。


旧草津川。2002年、新草津川が開削されたのを機に廃川。
これはすごい。



旧河道の姿




*********






広重の東海道五十三次、草津宿(Wikipedia)

この浮世絵の建物は本陣ではなく、ちかくの「姥が餅(うばがもち)」という餅屋を描いている。草津宿の名物だったようだ




「姥が餅」関連


東風吹くや 春萌え出でし 姥が里 与謝蕪村


出船召せ召せ、旅人の乗り遅れじとどさくさ津、お姫様より先づ姥が餅


瀬田へ廻ろうか八橋へ下ろか此処が思索のうばがもち















行ってよかったです







copyright(C)2012 すさまじきもの 〜「歌枕」ゆかりの地☆探訪〜 all rights reserved.