すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


馬淵(滋賀県近江八幡市)















日も暮れぬ渡せその(むま)もなきこの一川(ひとかは)は瀬踏みせずとも 冷泉為相(藤谷集)



滋賀県近江八幡市の中山道沿いの集落である馬淵を詠んだ歌。

「その馬」と「淵もなき」の中に地名を隠している。

日も暮れてきたので、川の水深を気にせずに一気に馬で渡ってしまおうという内容。

このためこの歌を詠んだ場所は、中山道が川を渡る地点で、川の名は白鳥川とされている。










すいません、間違えて違う場所の写真を撮ってきました。

このためストリートビューで代用します。



昔は橋が架かってなくて、馬に乗ってそのまま川を渡ったようだ。

詠み手の冷泉為相は冷泉家の祖で、阿仏尼の子。

所領相続の問題で鎌倉へ度々下っているので、その旅の途上でこの歌を詠んだのだろう。







現在は千僧供橋という橋が架かっている。










■ 間違えて撮影した写真










近くの水路と中山道がクロスする橋を撮影してきた。
この程度の水量なら躊躇なく馬で渡れると思った。




間違った場所の地図







いつもこんな調子です






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