すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


舞子浜(神戸市垂水区)




Wikipediaの概要説明を転載させていただく。
 垂水区の西側あたりから明石市の東あたり一帯の浜を、古くは舞子の浜と呼び、須磨の浜と並ぶ名所で、江戸時代には旅の休憩所として多くの待合茶屋が存在した。歌川広重画「播磨舞子の浜」では、風や強い波により砂が流され、自然に「根上り松」のような形となった白砂青松の美しい海岸風景が描かれている。


明石海峡を望む、舞子周辺は昔から風光明媚なところであったらしい。
明治天皇も舞子にて御歌を詠まれ、その歌碑が観光名所となっているとの情報を得たので、行ってみた。




【兵庫県立舞子公園】

舞子公園の中に歌碑があるとのことだが、広すぎてわからない。



公園を散策する予定もなく、ただ歌碑を撮影したいだけなので、駐車料金を払ってまで長居する気になれず、とにかく路上駐車したまま、周辺をウロウロした。



明石大橋のアンカレイジ。これはすごい迫力であった。



舞子駅。JRと山陽電鉄が並走している。



公園の入り口。
この写真だけ撮って引き返したところ・・・


帰宅後に確認したところ、この写真に明治天皇歌碑の一部が写っていることが判明。屋根(?)部分と台座の石組みが見える。


Wikipediaの写真で確認。たしかにこれだろう。
しかも見たこともないくらい大きく立派な歌碑である。


播磨潟 舞子の浜に 旅寝して 見し夜恋しき 月の影哉 明治天皇



いやはや是非とも再訪したいものである。









さて、六十四州名所図会で播磨を代表する風景として舞子浜が描かれている。


白い砂浜と青い松林の「白砂青松」は近代の開発でほとんどなくなってしまったが、一部が舞子公園に再現されている。



舞子浜の「白砂青松」の再現!
トイレの建物の裏の一角にあった。




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【播磨名所巡覧図絵】にも二種類の絵図が描かれている


昔は「須磨から明石は松原づたい」といわれたらしい。
白砂青松が続いている。



こちらは明石海峡を望みながら旅人が休憩している様子。














明石大橋の見学もかねて、ゆっくりと行きたいです。





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