すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


真神(まかみ)の原(奈良県明日香村)

ここら辺の風景はどこも同じような感じで、しかもどこもが万葉集に詠まれた場所。

う〜ん、ピンからキリまであるのだが・・・

ここはなんとも印象の残らない万葉集ゆかりの地であった。





ある本に「真神の原は飛鳥寺の南方の野原」とあった。

このため、飛鳥寺の東に位置する奈良県立万葉文化館から、西南の方向を望んでみた。


古代の野原の地は、今も野原である


一枚目の写真から北に続く風景。
なので万葉文化館から真西方向。
この右手に飛鳥寺がある。




万葉の昔、この辺りは野原だった。
今も野原のまんま。
景色はそんなに変わってないのだろう。




大口の 真神の原に 降る雪は いたくな降りそ 家もあらなくに 万葉集
真神の原には降る雪は、ひどく降らないでおくれ。家もないのだから。
(歌碑の説明書きから)
※「大口」は「まかみ」にかかる枕詞


万葉文化館に歌碑





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「奈良県立万葉文化館」
入場料無料で、とても楽しめました!

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たまたま万葉文化館でこの歌碑に出会い、
それで「真神の原」を“発見”しました






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