すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
ここら辺の風景はどこも同じような感じで、しかもどこもが万葉集に詠まれた場所。 う〜ん、ピンからキリまであるのだが・・・ ここはなんとも印象の残らない万葉集ゆかりの地であった。 ある本に「真神の原は飛鳥寺の南方の野原」とあった。 このため、飛鳥寺の東に位置する奈良県立万葉文化館から、西南の方向を望んでみた。 ![]() 古代の野原の地は、今も野原である ![]() 一枚目の写真から北に続く風景。 なので万葉文化館から真西方向。 この右手に飛鳥寺がある。 万葉の昔、この辺りは野原だった。 今も野原のまんま。 景色はそんなに変わってないのだろう。 |
大口の 真神の原に 降る雪は いたくな降りそ 家もあらなくに | 万葉集 |
真神の原には降る雪は、ひどく降らないでおくれ。家もないのだから。 (歌碑の説明書きから) ※「大口」は「まかみ」にかかる枕詞 |