すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


松ヶ崎(滋賀県近江八幡市)







安和元年 大嘗会風俗

千年(ちとせ)()松か崎には群れ居つつ (たづ)さへ遊ぶ心有るらし 清原元輔(拾遺和歌集)





松ヶ崎は、近江八幡市にある西国三十三所第31番札所、長命寺の南西の琵琶湖畔の岬のこと。

安和元年(968年)の大嘗会なので、冷泉天皇の御代かな。

松ヶ崎の「松」は冬でも青々とした葉を付ける不老長寿の象徴であり、そこに吉祥と長寿の象徴の鶴が群れて遊んでいる様子を詠んだこの歌は、天皇の長寿を願う大嘗歌にいかにも相応しい内容である。




【現地訪問】



現在の松ヶ崎、連続写真











米田雄郎の歌碑があった。明治生まれの地元の歌人。「ゆくところ眞實なればみどりなす山あり川ありなつかしきかも」














いい写真が撮れたので満足してます





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