すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


松井の井戸(岡山県総社市)





古代のデートスポットだったらしい。

かつて、吉備国の国分寺と国分尼寺の間にこの井戸があり、若い男女の僧侶が井戸汲みと称して逢引きをしていたらしく、「松井」は「井戸で待つ」が転じたとされているとか。

ちなみに「松井の井戸」で検索すると、大阪市の松井市長と兵庫県の井戸本知事の言い争いの記事が出てきた。
あと、他の岡山のデートスポットの記事もあった。




とりあえず現地を訪問した。


これが松井の井戸。



史跡として整備されていた。



池のすぐ横にあるが、池の水が井戸に入り込んだりしないか気になる。地下の構造はどうなっているのだろうか。



周りの風景。



こんな松井の井戸を詠んだ歌



むすびあぐる松井の水は底清み うつるは君が千代のかげかも 藤原茂明


常盤なる松井の水をむすぶ手の 雫ごとにぞ千代は見えける 藤原資実


どちらの歌も大嘗会の際に詠まれたもの。















車で現地まで行きましたが、道が狭く本当に大変でした。







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