すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
南淵山(奈良県明日香村)
昔は、神の住む山として「神奈備山(かんなびやま)」と呼ばれていたという説もあるぐらい、飛鳥王朝にとって神聖な山であった、らしい。 今となっては、明日香村を囲む一般的な山で、さほど印象のあるものではない。 こんなかんじ ![]() こんなかんじ ![]() |
御食向ふ南淵山の巌には落りしはだれか消え残りたる | 柿本人麻呂(万葉集) | |
あなたのいらっしゃる南淵山の岩の上には、以前降ったまだらな雪が、 まだ消え残っていることですか(大和万葉旅行/堀内民一) |
現在では「稲淵」の地名となっている。 |