すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


御幣島(みてじま)(大阪市西淀川区)






ふる雪に木々の梢をながむれば しろたえなれやみてくらのしま 紀貫之




往古、淀川の河口は「なにわ八十島」と呼ばれ、大小多数の島が浮かんでいた。

御幣島も八十島の一つで、神功皇后が三韓征伐の帰りに御幣(みてぐら)を献げたとの伝承がある。

御幣島には航海の神様を祀る住吉神社が建てられ、祭礼には朝廷から祭使が派遣されたという。

その住吉神社も明治時代に近くの香具波志神社に合祀され、現在跡地は御幣島公園になっている。






御幣島公園
街中の普通の公園




公園内に「住吉神社趾」の石碑があった




すぐ隣にある光明寺に、上の紀貫之の歌の歌碑があるのだが、当日は閉まっていた。















JR東西線 御幣島駅




壁には舟の絵図














大阪の難読地名の一つです






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