すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


御津(大阪市中央区)

「御津(みつ)」とは、
『津』は港のことで、朝廷の港だから接頭語の『御』がついた。
古代の難波の港のこと。
現在の大阪のどこになるのか、まったく分からない。




ところが、今でも「御津」にちなむ地名や社寺が残っている。


ここはどこなのか



大阪アメリカ村



日曜日の夕方の光景、ライブが始まった。



アメリカ村の三角公園。
正式名は「御津公園」

 いざ子ども早く大和へ大伴の御津の浜松待ち恋ひぬらむ  山上憶良(万葉集)
(遣唐使として滞在していた唐にて)さあ皆さん、日本へ帰りましょう。
難波の港にある松の木も私たちを待っているでしょう。
(昔は大伴氏が難波を支配していたので「御津」の枕詞のように使用していた)









引き続きアメ村探索

いつも行列ができてる



周防町通り



こんなところに神社発見!



中に入ってみた。
これが社殿



なんと「御津八幡宮」





江戸時代の名所図会にも載ってる



難波津をけふこそみつの浦ごとにこれやこの世をうみわたる舟  在原業平(伊勢物語)
『みつ』は「御津」と「見つ」
『うみ』は「海」と「憂み」を掛ける







御堂筋



道頓堀川の手前



「三津寺町」はミナミで遊ぶ人には馴染みのある地名



「三津寺」











昔の港の面影はありません、当然。


 









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