すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
門司は関門海峡の九州側の地名。 古くから関門海峡は交通の要衝で、門司には関所が設けられてきた。 門司を詠んだ歌は多い。関所としての「通過が困難」や「行き止まり」「別れ」などを主題としているのだが、何といっても、「門司」と「文字」を掛けることによって、縁語の「ふみ」「 また「 |
恋すてふもじの関守幾度か我かきつらむ心づくしに | 藤原顕輔(金葉集) |
玉づさも都へゆかば言づてむ門司の関路を帰る雁がね | 壬二集 |
ゆき過ぐる心はもじの関屋よりとどめぬさへぞかきみだりける | 源俊頼 |
月の影つめる重荷の筑紫舟とどめてをみよもじの関守 | 藤原忠通 |
春秋の雲居の雁もとどまらず誰が玉づさのもじの関守 | 西園寺実氏(新勅撰集) |
そんな門司に行ってきた。![]() JR門司港駅 ![]() 門司港から、門司レトロ灯台、関門大橋を望む。 ![]() |
パノラマカメラで撮った関門海峡。 |
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