すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


木綿園(滋賀県守山市)




万葉集関係で有名なホームページ「万葉集を携えて」に、当地の情報が掲載されていた。そのホームページの管理人氏は自宅から自転車で訪問したとのこと。木綿園と書いて「ゆうその」と読むらしい。

文字の通り、この辺りは木綿の栽培が盛んであったことから、木綿園という地名になったようだ。

滋賀県旅行の際に、せっかくの機会だからと訪問してみた。







滋賀県守山市の三宅町、大門町、欲賀町、横江町等の辺りが昔の木綿園とのこと。

一般的にどこにでもある風景




市街地からちょっと外れると田んぼが広がっていた。




田んぼの中に樹下神社があった。(守山市横江町)




神社の前には田園風景が広がっていた。



冬の訪問であったためか、なんとも寂しい雰囲気であった。


この木綿園は都でも有名だったようで、中世、歌枕の地としていろいろな和歌に読み込まれている。



神うくる豊の明かりに木綿園の日蔭葛ぞ映えまさりける 宮内卿永範



樹下神社の境内に歌碑







木綿園のひかげの葛かざしもて楽しくもあるか豊の明かりの 藤原俊成


こっちの歌の歌碑は、近くの大門町の交差点にあったらしいが、現地にたどりつけなかった。残念。







参考ホームページ

万葉集を携えて

のなかの、

木綿園







なにもない歌枕の地でしたが、満足感があります。





copyright(C)2012 すさまじきもの 〜「歌枕」ゆかりの地☆探訪〜 all rights reserved.