すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


喪山(もやま)(岐阜県美濃市)











「古事記」の国譲り神話の中に出てくる「美濃国の喪山」の伝承地。

内容は複雑なので、現地の案内板を拡大表示する。






蹴り飛ばした「喪屋」が出雲国から美濃国まで飛んできて、この地の喪山になったもの。


室町時代後期の神道家の吉田兼邦が、和歌を通して神道を論じた「兼邦百首歌抄」に喪山を詠んだ歌が収録されている。


美濃の国喪山は聞かじ神の代の(もがり)と聞けば泪落ちつつ 吉田兼邦(兼邦百首歌抄)









■ 現地訪問



伝承地に喪山天神社が鎮座している



境内に石碑
「美濃国藍見川之上喪山是也」



急な石段を上っていく



一番奥の祠が本殿
真ん中が神明神社
手前が多度神社



本殿から麓を眺める













神話の世界ではいろんなものが飛んでいきます
天の岩戸の戸は、信州まで飛んでいきました





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