すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
嵐だに笠間の島を吹やれば さはのこほりや薄くなるらん | 平祐挙(夫木和歌抄) |
「和歌の歌枕地名大辞典」からのネタ え〜、 「笠間」は「風間」、風が吹くのがしばらく止むの意と掛けている 「さはのこほり」は、「沢の氷」と地名の「 笠間島は現在の防府市の向島のことで、 昔は周防国の佐波郡にあった、 平祐挙は平安時代の貴族で和泉式部の叔父にあたる ![]() 本州から向島を撮影 |
iPhoneの広角モードで撮影 |
往昔は防府の町の沖に浮かぶ完全な島であったが、干拓事業により陸地化が進み、現在では運河程度の水路を挟んで、ほぼ陸続きとなった。 (下の地図参照) |