すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


明神池(みょうじんいけ)(山口県萩市)








この国の濁らぬ水にすむ魚は 游ふさまさへ勇ましきかな 三条実美


明神池の池畔に歌碑





 



いやはや不思議な池である

この地図のとおり、明神池は砂州上の海跡湖であるが、なんと泳いでいるのは海の魚ばっかり。

実は、陸繋島の笠島は火山島であり、溶岩塊の隙間から池と海は繋がっているもの。

このため海の干満によって明神池の水位も上下する。



エイが泳いでいた



これはボラの群かな、メジナかな



明神池に棲んでいる魚たち



観光客が池に投げ入れるパンを狙ってトンビが飛び回っている



池自体は普通の池だった
大池、中の池、奥の池に分れているとのこと



池の奥にある厳島神社



厳島神社の社殿



反り橋



奥の池



泳いでいる魚が海由来の魚であること以外は、よくある神社と池の組合わせであった








冒頭の三条実美の歌も特に海の魚を意識したものではないようです







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