すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


長浜(滋賀県長浜市)









明和八年(1771年)、後桃園天皇の大嘗祭悠紀歌
ながはまの まさごのかずを いくかへり よむともつきぬ みよのひさしさ 広橋伊光




昭和三年(1928年)、昭和天皇大嘗祭悠紀歌
たみのわざ すすめますよと いほはたの おとぞにぎはふ ながはまのさと 入江為守







え〜と、滋賀県の「長浜」という地名は、もともと「今浜」だったのを豊臣秀吉が改称したとされる。

つまり平安時代など王朝文学の時期には存在しない地名である。

上掲の二つの歌は、江戸時代中期と昭和の大嘗会和歌として詠まれたもので、比較的新しいもの。

「長い」が縁起の良いワードとされたもの。

また「長い浜」には砂(まさご)が無数にあるということで、これも慶祝性が高いとされている。






長浜城
豊臣秀吉が築城したが天正地震で全壊
これは1983年に再建されたもの














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