すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
大江匡房 |
椎の木は、照葉樹林の代表的な構成種で常緑の木。 常緑樹なので、冬になっても葉っぱの色は変わらず縁起が良いとして、天皇の世も永く続いてほしいという内容で、地名と「長い」を掛けている。 さて、いろんな資料で近江国の長峰山を調べてみたものの、所在地は不明とされていた。 さらに調べていくと、東近江市に「長峰団地」という住宅地があることが分かった。 それは1970年に大倉建設によって蒲生野の丘陵地を造成して街開きした昔のニュータウン。 大嘗会で詠まれた長峰山なのかどうか分からないが、とにかく行ってみることにした。現地で新たな情報があるかも知れない。 ■ 現地訪問 ![]() 団地の入り口にあった案内板、色あせていた 街開きが1970年なので既に50年以上の歴史がある ![]() 街の様子、基板の目に造成されていた ![]() これも ![]() 売り物件の案内板や、リフォームの広告など ![]() リフォーム工事の家 ![]() 街の中心地に山の山頂が残されていた ![]() 山頂からの眺望、南向き ![]() 北向き ![]() 北東向き ![]() 西向き 現地を訪問したが、大嘗会で詠まれた長峰山だと確信できるものは見つからなかった。 けれど、長峰団地と名付けたのは、なにか理由があったはずで、その「なにか」を知りたい。 地元図書館とかに行けば分かるかな |