すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


中井(岡山県真庭市)





岡山県真庭市の中津井地区は、古くから備中国と美作国の往来の中継地として栄えた。

現在でも街道沿いに古い町並みが残る。

現地の案内板で知ったのだが、江戸時代、備中松山城主石川総慶が伊勢亀山へと移封になった際に、中津井村を含む13村1万石が伊勢亀山藩の飛び地となり、この地に陣屋が置かれたとのこと。


教育委員会の案内板



旧街道の面影が残る



亀山領であったことを示す史跡が整備されていた



亀山陣屋跡、現在では農村リゾートの宿泊施設になっている



旧菅野邸、古い民家が保存されていた






そんな中津井は、もともと「中井」だったらしい
中井を詠んだ歌が残る


千歳積む御代のためしに()き初むる中井の稲の年経たるかな 藤原経衡(大嘗会和歌集)











亀山藩の飛び地だったことなど、いろいろ興味深いです。






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