すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


中俣(長野県長野市)







中麻奈(なかまな)に浮きをる舟のこぎでなば 逢うこと難し今日にしあらずば 万葉集
(大意)中俣に浮かんでいた舟が漕ぎ去ったように、今日会わなければ今後は会えない 


中俣区南公民館に歌碑





歌の内容からすると、川の近くのエピソードのようだ。
たしかに地図を見ると、千曲川が近くを流れているので、川筋が固定される前はこの辺りには入り江があったのだろう。


とくに感興を催すような歌ではないが、現地には歌碑も設置されているらしいので、信州旅行の際に訪問した。




源平合戦の頃に築城された中俣城の跡。平城だったらしい。外堀、内堀があったとのことで、千曲川の水流を上手く利用したのだろう。




中俣城は現在は城山稲荷明神社となっていた。




あまり城跡には興味がないので、近くの公民館の横にあるという万葉歌碑へ向かった。
この突き当たりが中俣区南公民館。




中俣区南公民館の左奥に史跡が整備されている。




なにかの祠と右に万葉歌碑




駐車場がなく路上駐車していたので、写真だけ撮ってすぐに退散した。




















実は、上のGoogleの地図の「中俣南公民館」は
私がGoogleに提案して追加してもらいました。






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