すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


哭沢の杜(奈良県橿原市)




場所は、天香具山の西麓で、奈良文化財研究所に隣接するという、地の利があるものの、駐車場がないため、一時は訪問を諦めかけたが、耕運機の置場のようなスペースに無理やり車を突っ込んで、超短時間の訪問をしてきた。(前面道路は二車線道路であるが、車の往来が多く、幅も狭いので駐車できない)

現在は畝尾都多本神社(うねびつたもと)になっていて哭沢女の神を祀っている。



ここは古事記にも出てくるらしい。
物語の中で、イザナミの命の涙から出現した神を「哭沢女の神」と名付け、そこは天香具山の麓の木の本(畝尾都多本)だったという。


「哭沢女の神の杜」の石碑。
本居宣長の古事記伝による説明がされている。


参道。
なんか、さみしい雰囲気があった。
右は奈良文化財研究所の敷地。


拝殿。
いろいろ特徴のある神社らしいが、あんまり興味ないのでパス。




哭沢の 神社に御瓶据ゑ 祈れども 我が大君は 高日知らしぬ 万葉集
哭沢の杜に神酒を供え、回復を祈ったけれども、
その甲斐なく高市皇子はお亡くなりになった。
(橿原市教育委員会)


畝尾都多本神社に歌碑

 











とくに感想のない訪問でした。




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