すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
哭沢の杜(奈良県橿原市)
場所は、天香具山の西麓で、奈良文化財研究所に隣接するという、地の利があるものの、駐車場がないため、一時は訪問を諦めかけたが、耕運機の置場のようなスペースに無理やり車を突っ込んで、超短時間の訪問をしてきた。(前面道路は二車線道路であるが、車の往来が多く、幅も狭いので駐車できない) 現在は畝尾都多本神社(うねびつたもと)になっていて哭沢女の神を祀っている。 ![]() ここは古事記にも出てくるらしい。 物語の中で、イザナミの命の涙から出現した神を「哭沢女の神」と名付け、そこは天香具山の麓の木の本(畝尾都多本)だったという。 ![]() 「哭沢女の神の杜」の石碑。 本居宣長の古事記伝による説明がされている。 ![]() 参道。 なんか、さみしい雰囲気があった。 右は奈良文化財研究所の敷地。 ![]() 拝殿。 いろいろ特徴のある神社らしいが、あんまり興味ないのでパス。 |
哭沢の 神社に御瓶据ゑ 祈れども 我が大君は 高日知らしぬ | 万葉集 | |
哭沢の杜に神酒を供え、回復を祈ったけれども、 その甲斐なく高市皇子はお亡くなりになった。 (橿原市教育委員会) |
|