すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
双ヶ岡(京都市右京区)
え〜と、もともと京都盆地は、桂川と鴨川と高野川の複合扇状地であって、山間部で浸食された土砂が京都盆地で堆積して形成された地形。 そのため地表は傾斜はあるものの、なだらかなのが特徴。 そんな京都盆地で、地下の基盤から山塊が盛り上がり、孤立丘となっているのが、双ヶ岡と船岡山と吉田山。 それぞれが平安時代以来の古典文学で、それなりの存在感を示している。双ヶ岡はやはり吉田兼好だろう。吉田兼好は双ヶ岡に居を構えて徒然草を執筆したという。 レンタサイクルで双ヶ岡の周りを走ってみた。 住宅が密集していたので、まともな写真が撮れていない。 断片的な写真となってしまった。 ![]() 双ヶ岡の南西から撮影 ![]() 南側から撮影 ![]() 南東から撮影 法金剛院の隣の「双丘保育園」越しに見る双ヶ岡 ![]() 東から ![]() これも ![]() 近くまで寄ってみたところ、余計に何が何だか分からない写真になった。 ![]() 東麓にあった「双ヶ丘中学校」 ![]() 中学校の並びにあった「兼好法師旧蹟」 今は長泉寺となっている。お墓があるらしい。 ![]() 北側から。 仁和寺の玄関から撮影。 結局、まともな写真が撮れなかった。 ※ そんな双ヶ岡を詠んだ歌 |
契りおく花とならびの岡のへにあはれ幾世の春をすぐさむ | 吉田兼好 |
おぼつかなならびの丘の名のみしてひとりすみれの花ぞつゆけき | 建礼門院右京大夫 |