すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


双ヶ岡(京都市右京区)








え〜と、もともと京都盆地は、桂川と鴨川と高野川の複合扇状地であって、山間部で浸食された土砂が京都盆地で堆積して形成された地形。
そのため地表は傾斜はあるものの、なだらかなのが特徴。
そんな京都盆地で、地下の基盤から山塊が盛り上がり、孤立丘となっているのが、双ヶ岡と船岡山と吉田山。
それぞれが平安時代以来の古典文学で、それなりの存在感を示している。双ヶ岡はやはり吉田兼好だろう。吉田兼好は双ヶ岡に居を構えて徒然草を執筆したという。




レンタサイクルで双ヶ岡の周りを走ってみた。
住宅が密集していたので、まともな写真が撮れていない。
断片的な写真となってしまった。

双ヶ岡の南西から撮影



南側から撮影



南東から撮影
法金剛院の隣の「双丘保育園」越しに見る双ヶ岡



東から



これも



近くまで寄ってみたところ、余計に何が何だか分からない写真になった。



東麓にあった「双ヶ丘中学校」



中学校の並びにあった「兼好法師旧蹟」
今は長泉寺となっている。お墓があるらしい。



北側から。
仁和寺の玄関から撮影。




結局、まともな写真が撮れなかった。




 ※ そんな双ヶ岡を詠んだ歌


契りおく花とならびの岡のへにあはれ幾世の春をすぐさむ 吉田兼好

長泉寺に歌碑(非公開)




おぼつかなならびの丘の名のみしてひとりすみれの花ぞつゆけき 建礼門院右京大夫







都名所図会(双岡)

国際日本文化研究センター







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双ヶ岡撮影の絶景ポイントはあるのかな?






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