| すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
新玉津島社(京都市下京区)
都名所図会「新玉津島社」

(国際日本文化研究センター)
| えーと、 「しんたまつしま〜」ではなく、「にいたまつしま〜」と読むらしい。 平安時代末期、勅撰和歌集の選者である藤原俊成が、紀州の、和歌の神様の玉津島神社から、歌神「衣通姫」を自邸内に勧請したのが起源。 この地で新古今和歌集の編纂がなされたりして、まさに和歌の聖地のようなところ。 上の、名所図会の挿図には、そこそこ規模の敷地が描かれている。 ところが、現在では下の写真のように民家サイズの敷地になってしまった。 ![]() 松尾芭蕉の師匠の北村季注が新玉津島神社の宮司だったらしく、遺訓の碑が立っている。 ![]() 敷地内 本殿 ![]() 手前が拝殿 ![]() 新玉津島神社に関係する和歌 |
| たのむかな我ふぢはらの都より 跡たれ初し玉津島姫 | 新続古今集 | |
| 玉津島手向くからに言のはの露にもみがく色やみゆらん | 前大僧正光済 |