すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


能古島(のこのしま)(福岡県西区)





博多湾のど真ん中に浮かぶ島。
「のうこしま」ではなく「のこのしま」。
昔は「残」「能許」「能挙」「乃古」とも記された。
博多という大都会の近くにありながら、豊かな自然が残っており、福岡市民の行楽地になっている。
福岡市の姪浜から渡船で10分で着くそうだ。


ただ、今回は現地を訪問していない。
飛行機や対岸から撮った写真を紹介する。



福岡空港着陸間近、真ん中の島が能古島。



これは生ノ松原から撮影。南の方角から。



韓亭の方から撮影。西の方角から。






能古島を詠んだ歌


風吹けば 沖つ白波 かしこみと 能許の亭に数多夜そ寝る 万葉集
(私訳)沖合では恐ろしげな風が吹いて白波が立っている。
このため舟が出られず能古島の停泊地に何泊も足止めされている。
 


韓亭 能許の浦 波立ちぬ日はあれども 家に恋ひぬ日はなし 万葉集
(私訳)韓亭や能古島の海に波が立たない日はあるが、家に帰りたいと
思わない日はない。 
  












実際に行ってないので、何も書くことがありません。






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