すさまじきもの 〜歌枕
★
探訪〜
巨椋
(
おぐら
)
の入江
(京都府久御山町)
巨椋池
巨椋池(おぐらいけ)は、京都府の南部、現在の京都市伏見区・宇治市・久御山町にまたがる場所にかつて存在した池。規模からいえば池よりも「湖」と呼ぶ方がふさわしく、現在「池」と呼んでいる最大の湖沼である湖山池よりも広かった。
豊臣秀吉による伏見城築城期の築堤をはじめとする土木工事などにより時代によって姿を変え、最終的には1933年(昭和8年)から1941年(昭和16年)にかけて行われた干拓事業によって農地に姿を変えた。干拓前の巨椋池は周囲約16キロメートル、水域面積約8平方キロメートルで、当時京都府で最大の面積を持つ淡水湖だった。 (WIKIPEDIA)
巨椋池の干拓地に行ってきた。
iPhoneのパノラマで撮影
いやはや360度田んぼであった。
これだけ広大な農地なら、TPPが発効しても生き残れるだろう。
向こうの方に久御山のジャンクションが見える。
巨椋池は古くから景勝地として文人墨客に愛されたようで、「巨椋の入り江」として歌が詠まれている。
巨椋の入江
響むなり射目人の伏見が田居に雁渡るらし
万葉集
おほくらの入り江
の月の跡にまた光のこして蛍とぶなり
冷泉為尹(
為尹卿千首)
久御山ジャンクションは完璧な形だと思います。
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