すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


大湫宿(おおくてじゅく)(岐阜県瑞浪市)








大湫宿は中山道四十七番目の宿場。

幕末、皇女和宮が東行の折に宿泊された。

この地で皇女和宮が詠んだ歌


遠ざかる都と知れば旅衣 一夜の宿も立ちうかりけり 皇女和宮

思いきや雲井の快ぬぎかえて うき旅衣袖しぼるとは 皇女和宮


大湫宿本陣跡地に二首の歌碑





皇女和宮の東行は、中山道始まって以来の大行列で、人数は2万人、距離は77キロに及んだという記録がある。

島崎藤村の「夜明け前」にも和宮一行が木曽街道を通行する前後の状況が描かれている。













■ 大湫宿へ訪問した



皇女和宮の陶製人形
真ん中が皇女和宮で、左右はお付きの人



大湫宿の様子



これも



旧丸森邸が解放されており、皇女和宮の東行の大行列が人形で再現されていた





旧丸森邸
Googleストリートビューで中に入ってみよう







木曽海道六拾九次之内  「大久手」

Wikipedia













大湫宿から続く琵琶峠が外国人に人気があるらしく、
大湫宿も外国人だらけとの情報がありました。
(2025年5月)





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