| すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
大村山(岡山県吉備中央町)
| 君が代はねざしとどむる富草の大村山に見るがたのしき | 藤原為政(大嘗会和歌集) | |
| 大君の治世の弥栄(いやさか)は、しっかりと根をおろした大村山の 富草(稲など)にさながらに見られるのがうれしい。 (おかやまの和歌/岡山県郷土文化財団) |
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| 1016年、後一条天皇の大嘗祭で詠進された主基歌。 大村山とは、もとの賀陽町大村の辺りにあった山とのこと。 今となっては、どこの山のことだか、関西に住んでいる者からは、さっぱり分からない。 なお現地には、大村寺という古刹がある。創建は奈良時代まで遡り、聖武天皇や行基のゆかりの寺だという。境内には岡山県下で一番の樹高を誇る「大村寺のクロマツ」がある。 主基方備中国ゆかりの地としての大村山であるが、いったいどこを訪問したらよいのか分からなかったので、とりあえず郷土記念物に指定されている「大村寺のクロマツ」を見学に行った。 ![]() 大村寺の社頭。右手に「大村寺のクロマツ」が見える。 ![]() 大村寺の仁王門。 赤い屋根は伝統のベンガラ瓦なのか、どうなのか。 ![]() 「大村寺のクロマツ」 枯山水の庭が有名らしい。 ![]() 違う角度から。 推定樹齢350年、樹高27メートルらしい。 これ以上、書くことがない |