すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


大田ノ沢(京都市北区)





神山大田の沢かきつばた ふかきたのみは 色にみゆらむ 藤原俊成
神山(賀茂別雷命の降臨地)の近くにある大田神社のかきつばたに、深くお願いする色事は、
かきつばたの色のように一途で美しく可憐なのだろうか。 
 (WIKIPEDIA)



カキツバタの名所の太田ノ沢に行ってきた。
なんと、あの尾形光琳の『燕子花(カキツバタ)図』のモチーフになったという伝説があるらしい。
「大田ノ沢のカキツバタの群落」は国の天然記念物に指定されている。



個人的には、あまり植物に興味がなく、どんな花で、いつ頃咲くのか、興味がないと、教えられてもすぐに忘れるもので、そんな訳でカキツバタの開花時期とかも調べずに、たまたま時間の余った4月下旬に訪問した。



先ずは太田神社に訪問 (京都市北区上賀茂本山340)


式内社だったが、現在では上賀茂神社の摂社になっている。ここは上賀茂神社から東に500メートルぐらいの場所。



こんなかんじで参道が続いている。



拝殿
京都に多い「割拝殿」様式。(中央が吹き抜け)



「天然記念物 大田ノ澤ノかきつばた群落」の石碑
カキツバタの池は大田神社の入り口すぐ右にある。



ただし訪問したのは4月21日。
まだ開花時期でないらしく、網で囲われていて中に入ることができなかった。



約2000平方メートルとのこと。数字も苦手で、大きさは想像できないが、それなりの広さがあった。



WIKIPEDIAによると、
大田ノ沢は古代に深泥池と同様に沼地であったといわれ、かつて京都盆地が湖であった頃の面影を残すものである」とのこと。



なんと、池の前のアパートの名は「クレール かきつばた




まあ、こんな感じの訪問であった。


ところが、フェイスブックの友達の投稿によると、5月2日に開花していて、その友達はさっそく訪問した様子。



さすがである。
花の開花時期とか、日頃からアンテナを張っているのだろう。















植物に興味がなくても、カキツバタの紫の花は
魅力的です。






copyright(C)2012 すさまじきもの〜「歌枕」ゆかりの地☆探訪〜 all rights reserved.