すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


岡之館跡(神戸市西区)




神戸市の案内サイトから
 「源氏物語」に出てくる岡之屋形跡。岡之屋形は「岡辺の宿」とも呼ばれ、明石の辺りを治めていた明石入道の娘が高潮の被害に遭わないように移り住んでいた所で、光源氏が通ったとされている。


明石入道の作戦(?)にはまってしまい、ついに8月13日の名月の夜、光源氏は「浜の館」から「岡辺の家」へ向かい明石の君と結ばれる。

今回訪問の行程では、「岡辺の家」から「浜の館」へ向かって車で走ってみた。6.5kmで、10分弱であった。
徒歩ならば、1時間20分程度か。これならば通えない距離でもない。


・・・と言っても、源氏物語は架空の物語なので、何時間で到着するとかを検証しても全く意味がないのだが。




そんなことを言っていたら、このホームページの存在理由がなくなるので、構わずに現地を訪問した。


【神戸市西区櫨谷町松本】

ここが岡之館跡。右手が櫨谷川



堤防沿いに史跡っぽい雰囲気の場所。
周りは畑。



それなりの木と、石碑が見える。



こんなかんじ




石碑には歌が刻まれていた。


月影の光る君住む跡とへば里の屋敷にしげる蓬生(よもぎう) 松平忠国



これは第五代明石藩主の松平忠国の歌であった。
松平忠国は源氏物語のファンだったのか分からないが、こうして史跡として整備したようだ。
今で言う、GOOD JOB!という具合である。





北の方を見ると、神戸市が開発した西神ニュータウンが見えた。













行こうかどうか、さんざん迷ったが、行ってよかったと思っています。





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