すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


こまつの杜(石川県小松市)








「こまつの杜」は名所旧跡ではなく、小松市発祥の建機メーカーのコマツが整備した、建機展示場・資料館等の複合施設のこと。
小松駅のちょうど東側にあり、コマツの旧小松工場の跡地に立地。
展示されているダンプカーは世界最大級で、全高は7.3メートル、最大積載量は297トンといってもよく分からないが、高さは三階建てのビルに相当する。

ちょうど現地に到着したのが夕方5時で、警備員が門を閉めるところだった。無理やり頼んで中に入り、写真1枚だけ撮ったきた。


こまつの杜 







松尾芭蕉は奥の細道の旅で、金沢から小松を経て山中温泉に向かおうとしていた。
ところが小松で宿泊し、次の朝に宿から出たところ、地元の俳諧メンバーが現れ、もう少し逗留するように求めたらしい。
芭蕉は予定を変更し、小松の旧跡巡りをしたり、俳諧仲間と俳席が設けられたりした。

本折町にある本居日吉神社で開催された連句の興行での芭蕉の発句

しほらしき名や小松ふく萩すゝき 松尾芭蕉(奥の細道)


本居日吉神社に句碑


なお、本居日吉神社の句碑には、芭蕉の発句に続いて詠まれた、

露を見しりて影うつす月 鼓蠣

の句が刻まれている。
鼓蠣(こぜん)はこの本折日吉神社の神主の藤村章重の俳号。



句碑の隣には、「芭蕉翁留杖の地」碑があった。



本居日吉神社の全景





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夜は小松市内のビジネスホテルで一人宴会











実は建機ファンです。






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