すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


遠賀(おんが)(福岡県飯塚市)





国土交通省のホームページより

 河川名  遠賀川
 幹川流路延長  61km
 流域面積  1,026km2
 流域内人口  618,340人
 流域関係都県  福岡県              


キラッキラ!やすらぎ、きよらか遠賀川

遠賀川は、その源を福岡県嘉穂郡馬見山に発し、飯塚市において穂波川を合わせ市街部を貫流し、直方市において彦山川を合わせ直方平野に入り、さらに犬鳴川、笹尾川等を合わせ芦屋町において響灘に注ぐ、幹川流路延長61km、流域面積1,026kuの一級河川です。











【遠賀川の風景】


飯塚市内



これも。
筑豊地域に多い沈下橋が見える。



遠賀川を渡る平成筑豊鉄道伊田線のトラス橋







関西に住む私にとって、福岡の遠賀川はあまりにも縁がなく、というか、全く関係がないので、ほんの20分前まで「えんががわ」だと思っていた。
インターネットで調べてみると、なんと、九州を代表する河川だと書いてあった。

林芙美子の「放浪記」に登場する遠賀川は寂しい風景だったと覚えている。子供の頃の場面で、遠賀川の堤防を家族で話をしながら歩いてたり(リヤカーを引っ張っていたかな)、次には列車で遠賀川を渡るときにその堤防のことを思い出したり、そんなページがあったように思うのだが、どうだったかな。




大正時代、九州の炭鉱王、伊藤伝右衛門は伯爵家の娘で、25歳年下の柳原白蓮と結婚し、飯塚市内の豪邸に住んでいた。
白蓮にとっては不幸な結婚生活だったようで、のちに白蓮は出奔し、若い男と駆け落ちするという白蓮事件を起こしている。



そんな白蓮が詠んだ遠賀川関連の短歌


遠賀川小暗き中に銀色の光は長く 夜は明けそめぬ 柳原白蓮


当時は白蓮が住んでいた邸宅から、遠賀川を見ることができたそうだ。












国土交通省九州地方整備局






敢てこのページ、作らなくても良かったと思います。






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