すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


小塩(をしほ)の浦(石川県加賀市)








思ひきやをしほの浦の苫屋にて寝覚に秋の月を見んとは 藤原致頼(歌枕名寄)





「思ひきや」・・・《動詞「おもふ」の連用形+過去の助動詞「き」の終止形+反語の係助詞「や」》 で、「想像もしなかった」という意味。

「小塩の浦の漁師小屋で寝覚に秋の月を見るとは、思いもしなかったよ」という意味で、これだけでは何のことかよく分らない。

詠み手の本人にとっては何か大きな意味があったのだろうか。







これが小塩の浦の現在の姿

すぐ近くに北陸道の尼御前パーキングエリアがあり、そこから眺望したもの












尼御前パーキングエリア




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