すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


相可(三重県多気町)




三重県多気町の櫛田川のほとりは「千鳥ヶ瀬」と呼ばれているが、これは鎌倉時代の西行が伊勢詣での途上で詠んだ次の歌に由来をもつ。


疲れぬる我を友呼ぶ千鳥ヶ瀬 越えて相可に旅寝こそすれ 西行


三重県立相可高校の伊勢本街道沿いに歌碑



現在では三重県立相可高校の前の伊勢本街道沿いに史蹟として整備されている。


こんな感じ



なんと少し前まではムクノキの老樹(幹周囲485cm、樹高17m)が藤のツルを巻きながら道を覆うように茂っていたらしいが、なにかアクシデントがあったようで、現在では写真のとおり木の根元だけが残っているような有様。
(この後ろが相可高校、この前の道が伊勢本街道)







相可高校の裏手に櫛田川が流れている。
西行は櫛田川を越えて相可の町にやってきた。
櫛田川の現在の様子を見てきた。


松阪多気橋から下流を望む



上流を望む
チドリらしき鳥はいなかった。










(経緯度)
34.50393, 136.53551





巨木が好きなので、ムクの木が折れたことが残念です。







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