以前、西淀川区の歌枕の「姫島」まで行きながら、大和田へ足をのばさなかったのを悔んでいたところ、阪神方面へ遠征することになり、そのついでに寄ってみた。

濱きよく うらなつかしき 神代より 千舟のとまる 大和田の浦

万葉集

大和田住吉神社に歌碑

西淀川区の住宅地街の中に「大和田住吉神社」があった。 雨上がりだったので、他に参拝客もおらず、閑散としていた。 ※余談 万葉歌碑について、歌碑と説明書きの歌が違ってた （歌碑） 濱きよく　うらなつかしき　神代よ里　千舟乃とまる　大和田乃浦 （説明書き） 濱きよく　浦うるはしみ　神代より　千船のとまる大和田の濱

「判官松の跡」の碑
源義経が屋島に向かう際に、ここで手植えしたという伝承がある。



「由来」の説明書き





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君が代は千船の泊る大和田に立つ細浪の数も知られす

名寄

大和田と千船はセットで詠まれることが多かったようだ。 千船は大和田から中島川の橋を渡ったところの地名。 昔はたくさんの船が係留されていたところなのか。

千船大橋


千船大橋から海方向を展望


阪神電車の千船駅


駅前の通り

淀川の河口にあたるため、昔の光景は今とまったく違ったものだったろう。万葉時代の大和田がどのような姿だったのか想像もできない。