すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


小瀬川の渡し(山口県岩国市)







小瀬川(おぜがわ)は安芸国と周防国の国境の川である。
幕末、安政の大獄で吉田松陰は江戸へ護送されるが、小瀬川に差し掛かかった際、防長二州と最後の別れを覚悟して惜別の歌を詠んだ。


夢路にもかへらぬ関を打ち越えて今をかぎりと渡る小瀬川 吉田松陰(涙松集)


旧山陽道、小瀬川の渡し、岩国市側に歌碑











■ 現在の様子








山口県側から撮影
現在では上流にダムができたため水量は減ったらしい










旧山陽道、山口方面













広島県側では「木野川」、山口県側では「小瀬川」というらしいです






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