すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


雑賀崎(和歌山市)




「雑賀」といえば、中世の鉄砲集団の「雑賀衆」や、その棟梁の「雑賀孫一」が有名であるが、「雑賀」の地名は万葉歌にも詠われているほど古く由緒あるものである。

雑賀には岬が突き出ているポイントがあり、江戸時代には「番所ノ鼻」と名付けられ、絶景眺望の庭園になったり、軍事上の哨戒地となったりしてきた。

今回、和歌山の水軒という一文字の大波止に釣りに行き、そこから雑賀を眺めてみた。



これが水軒の一文字波止(防波堤)。
和歌山港の湾口に横たわっている。


先端部分。いろんな魚が釣れる。
が、この日は不漁であった。(いつものことであるが)


小さいタコが釣れた。


ここから雑賀崎が遠望できる。


望遠モードで撮影。
右から、双子島、大島、そして番所ノ鼻









釣りが終わり、雑賀崎へ行ってみた。

番所ノ鼻。先端から黒船を見張っていたらしい。


若者がシュノーケリングに興じていた。


和歌山名物、緑色片岩(深成岩)が大胆に露出。


岩壁で日焼けしている人もいた。



紀の国雑賀の浦に出で見れば海人の灯し火波の間ゆ見ゆ 万葉集
紀の国の雑賀崎に行ってみたら、漁火が波間に見えた 

雑賀崎の「番所公園」に歌碑があるらしい。
今度行ってみよう。


 







紀伊国名所図会「雑賀崎浦」 (国立国会図書館)















釣りの方はまったくダメでした。





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