すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


狭井川(奈良県桜井市)






狭井河よ雲立ちわたり畝火山 木の葉騒ぎぬ風吹かむとす 万葉集
狭井川の方からずっと雨雲が立ち渡り、畝傍山では木の葉がざわめいている。
今に大風が吹こうとしている。(桜井市ホームページ) 


山辺の道沿いに歌碑


奈良県桜井市の大神神社の北の小さな谷筋を流れているのが狭井川。万葉集以来の歌枕である。

ただし、山辺の道を歩いた時は、どこにあったのか見落としてしまった。(残念)





大神神社の摂社に「狭井神社」があり、桜井市のホームページでは「拝殿の左後ろに、この神社の由来になっている神水の井戸・狭井がある。ここから湧き出る水は昔から「薬水」と呼ばれていて、この薬水を飲めばいろいろな病気が治るという。」と紹介されている。


狭井神社
三輪山への登山口があり、多くの人が登っていった。(有料)





三輪の里狭井のわたりに今日もかも花鎮めすと祭りてあらむ 昭和皇后陛下


狭井神社に歌碑


昭和50年歌会始で詠まれたもの。
大神神社の鎮花祭をお題目としている。












ずっと三輪山に登ってみたいと思いながら、実現していません。





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