すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


坂本宿(群馬県安中市)






坂本や袂の下は夕ひばり 小林一茶



秋風や碓氷のふもと荒れ寂し坂本の宿糸繰りの唄 若山牧水




坂本宿は、中山道六十九次の江戸から数えて17番目の宿場で、次の軽井沢宿との間には難所の碓氷峠があるため、手前の坂本宿で泊まる旅人も多かったようで、比較的大きな宿場町であった。


軽井沢宿へ向かう峠道を上っていくと、「刎石(はねいし)山の(のぞき)」という場所があり、眼下に坂本宿が見下ろせるのだが、そこで小林一茶の句が詠まれたとのこと。


明治時代になって、碓氷峠を越えてきた若山牧水は坂本宿に宿泊し、その夜、ふと耳にした糸繰り唄に寂寥感を覚えて









■現地へ訪問


まっすぐな道が続いていた













宿場町の面影はかなり残っているものの、観光地にはなっていないようだ

















宿場の峠側にある坂本八幡宮の入り口付近に松尾芭蕉の句碑があった



ひとつ脱てうしろに負ひぬ衣かへ 松尾芭蕉(笈の小文)





え〜と、これは松尾芭蕉が吉野の山に遊びに行ったときに詠んだ句。

なぜここにあるのか、なにか理由があるのだろう。







木曽海道六拾九次之内 「坂本」 (渓斎英泉)

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