| すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
| 佐久佐女の森とは、八重垣神社の奥の院に広がる神苑のこと 八重垣神社のホームページより
稲田姫を八重垣で囲んで護った、まさにその場所らしい。 ![]() 現地の案内板 八重垣神社との位置関係。赤い線で囲ったところ。 ![]() この先が「佐久佐女の森」 ![]() 佐久佐女の森の中 社叢は鬱蒼とした樹木に覆われていて、昼なお薄暗かった。 「夫婦杉」があるとのことだったが、見つからなかった ![]() 「大杉の跡」 この辺りに稲田姫を隠し、その回りを囲んだらしい ![]() 森の中を進んでいくと、鏡の池が登場する。 稲田姫が飲用していたとの伝説。 この池はいろんなテレビ番組で紹介されているが、紙の上に硬貨を置いて水に浮かべることによって、恋愛の遅速、相手との距離を占うことができるらしい。 ![]() これが鏡の池。深閑として蒼古の趣があった。 まさに現在のパワースポットである。 ![]() 鏡の池の奥に稲田姫を祀った社がある こんな佐久佐女の森を詠んだ歌 |
| 神の世の昔をかくる色なれや 白ゆふ花のさくさめの森 | 水無瀬氏成 |
| 水無瀬氏成は江戸時代初期の公卿 鏡の池を詠んだ句、 |
| 笹鳴や縁占ひの神の池 | 前田圭史 |
| そうこうの妻に悔なき初鏡 | 前田圭史の妻 |

| 前田圭史とは昭和の人で、松江の俳人 |