すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


仙台城址(仙台市青葉区)






仙台城址(青葉城址)入口の写真。

いやはや、旅行中は毎日毎日各地の名所旧跡を巡り、入場料やお賽銭も馬鹿にならないくらいに支払っている。
こんな中、それほど戦国武将に興味もなかったので駐車料金有料の仙台城址は入場をパスした。
(この中に「荒城の月」の歌碑があるらしいが)




道路の脇にこんなものがあった。



こんな具合なので、これ以上書くこともない。















伊達政宗公の歌



馬上少年過 
世平白髪多 
残躯天所赦 
不楽是如何 
馬上少年過ぐ
世平らかにして白髪多し
残躯天の許すところ
楽しまずんばこれ如何せん 
伊達政宗




仙台(せんだい)を詠んだ歌
入りそめて国豊かなる(みぎり)とや 千代に限らじ千代(せんだい)の松 伊達政宗




辞世の句
曇りなき心の月を先立てて 浮世の闇を照らしてぞ行く 伊達政宗







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荒城の月
春高楼の花の宴 巡る盃影さして
千代の松が枝分け出でし 昔の光今いづこ
秋陣営の霜の色 鳴きゆく雁の数見せて
植うる剣に照り沿ひし 昔の光今いづこ
土井晩翠


土井晩翠は仙台出身の英文学者にして歌人。
明治時代には島崎藤村と並び称されたほど詩人としても有名であったとか。

この荒城の月は仙台城を歌ったものらしい。


















この入口までいろいろ迷ってしまい、東北大学の中を走りぬけて来ました。







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