すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


船上山(鳥取県琴浦町)





南北朝の戦い、
隠岐を脱出した後醍醐天皇は、伯耆国の豪族の名和長年とともに船上山に立て籠もり、鎌倉方の佐々木清高らの軍勢を撃退した(船上山の戦い)。鎌倉幕府滅亡につながる重要なターニングポイントである。




これが船上山



険しい断崖が連なる。屏風岩と呼ばれている。
屏風岩の上に行宮があったらしい。



この山に籠城されたら、攻める側としては大変だったろう



展望駐車場の案内板



展望駐車場から反対の海側を眺望









隠岐から後醍醐天皇を迎えた名和長年との相聞歌


忘れめやよるべも浪の荒磯を 御にとめし心は 後醍醐天皇(新葉和歌集)


のいでましのの山おろし やしまの國を吹きとよもすも 名和長年


どちらも船上山の「船」と「上」を詠み込んでいる。








船上山と大山の位置関係。上の冠雪している山が大山。手前が船上山。
船上山は、大山が噴火した際の溶岩流により形成されたという説がある。
















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