すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


芹川(京都市右京区)




なんともマイナーネタ。

古くは「芹川」と呼ばれ、現在では「瀬戸川」となっている。

右京区の愛宕山から発し、嵯峨野を横断して桂川に注いでいる。



こんなかんじ。




桂川に注ぐ直前のところ



嵐電と交差



歌詰橋のところ
この歌詰橋も西行ゆかりの地


嵯峨小学校の東



桂川直前。「芹川橋」


 
なんというか、三面コンクリートの街中の川になっている。
ただし、中世では風光明媚な嵯峨野を流れる清らかな川として知られ、嵯峨天皇や光孝天皇の「芹川御幸」が記録に残っている。

そんな「芹川御幸」に因んだ歌がこれ


さがのやま 御幸絶えにし芹川の 千代の古道跡はありけり 在原行平


芹川への御幸が絶えて久しいのを嘆いた歌。

このほか、こんな歌もある。


芹川の波もむかしにたちかへりみゆき絶えせぬ嵯峨の山風 良経


芹川と御幸はペアだったようだ。




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わかりにくいので、地図に矢印をいれた。
嵯峨野を経て桂川に注いでいる。

 






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